NYにきて早いもので8ヶ月が過ぎました。サバイバル生活も、すこしづつ落ち着いてきている気がしますが、 まあいろんなことありますねえ。。 でも最近はあたたかくなって、街にも活気が出てきて、僕も板をもって街にでて踊ったり、 野外のフェスで踊ったり、夜なよなJAM SESSIONにいって汗だくになって帰ってきたりしています。 この7月のパフォーマンスは、毎年一年に一回行われるNY TAP FESTIVALにて、講師&パフォーマーとして参加します。 このフェスは世界中からタップダンサーが集まってくるので、様々なジャンルのタップダンサーを一度に観ることができます。 僕は今年でなんと10回目の出演となります。今回も楽しみです。 7/7にはCENTRAL PARKで行われるFESTIVALにも参加予定です。 詳細がわかったらここにも載せたいとおもいます。 なお、7/28にArline`s Groceryというライブハウスに出演予定です。 8月上旬にはJason Samuel SmithとChloe Arnoldが主催するL.A. TAP FESTIVALにも講師、パフォーマーとして参加する予定です。 そしてこの夏は、いろんなところに板をもって街にでて踊ろうとおもってます。 もしみかけたら声をかけてください。 いろいろ盛りだくさんですが、この暑い夏も汗ダラダラで頑張りたいとおもいます! 生きてグルーヴ! BACK TO THE STREET! DR. HAROLD CROMERのトリビュートとして"OPUS ONE"を踊りました。 NY TAP FESTIVALの情報です。 http://www.atdf.org/tapcity.html Tumblr PHOTO DIARY http://kazukumagai.tumblr.com/ FACEBOOK http://www.facebook.com/kazu.kumagai.7 #
by kazthehoofer77
| 2013-07-01 15:05
先月からたくさんのことがあり、書きたいとおもうことはたくさんあったのですが、今日はHaroldのことについて書きたいとおもいます。
東京のKAZ TAP STUDIOをはじめ、仙台やいろいろな場所で彼の作品である"OPUS ONE”も踊ってきたので、知っている方もおおいとおもいます。 タップの世界での先駆者の一人であり、そして現在までたくさんのタップダンサーに影響を与え続けてきたタップマスター、Dr. Harold Cromerが本日92歳で亡くなりました。 僕がNYに昨年の11月に来てから、ハロルドはすこし痩せて、歩くのも少し困難な様子でしたが、まだ元気に必ず誰かが踊るタップイベントには来ていました。 しかしながら、それから数ヶ月して肺炎で入院をしたというのを聞き、病院にお見舞いにいったときには、もうかなり弱っているのが目に見えてわかり、ショックで言葉を失ってしまいました。 それでも病院のベッドで僕らにタップのリズムを常に歌ったり手で音を鳴らしたりして笑わせてくれました。 『あまりエンターテインできなくてすまない。。』と残念そうに話すハロルドを見て、根っからのエンターテイナーなんだなあと驚きと感動をおぼえました。 看護婦さん達に自分が今までの人生でどのようなことをしてきたかを伝えてほしい、と家族には言っていたようです。 最後まで彼はタップダンサーとして誇りをもち、僕らの前では常にそうありたかったのだろうとおもいます。 そして、今日、ハロルドが天国にいきました。 92歳という年齢ですが、この10数年いつも元気にみえたハロルドがもういないという事実は、実際受け入れがたいです。 今日という日は、タップダンサーにとってとても大きな一日です。 多くのタップダンサー達のFACEBOOKのプロフィールの写真には、ハロルドとの写真が貼られ、たくさんの想い出がいっぱい書かれています。 すごくたくさんの人に愛された人だったことが、そのことからよくわかります。 自分が19歳でNYに渡ってから、たくさんの素晴らしいタップダンサー達がひとり、またひとりと亡くなっていくのをみてきました。 彼らが遺したリズム、そして言葉の一つ一つを心にしっかり受け止めて、自分も精一杯生きているかぎり踊り続けようとおもいます。 彼らが一生をかけて、踊り続けていったこのタップというアートから教わったこと、 そのことに本当に感謝しています。 心からタップダンスの先駆者達に敬意をもって、そしてタップダンサーであることに誇りをもって生きていきます。 僕はタップダンスを本当に愛しています。 熊谷和徳 "I`m a not just song and dance man. I`m an entertainer of LIFE." - Harold Cromer #
by kazthehoofer77
| 2013-06-10 15:35
NYにきてから半年が経ちました。寒い冬を乗り越えて、ようやくすこし落ち着いてきたなあというところです。
街は、新緑でとても美しい景色になりました。 5月は、タップダンスの第一人者であるBILL "BOJANGLEs" ROBINSONの誕生日の月ということで、 タップ関連のイベントがたくさんNYではあります。 今週の土曜日は、たくさんのタップダンサーが集まるイベント"QUEENS TAP EXTRAVAGANZA"というイベントに出演します。 そうそうたるタップダンサー達が一同に会するイベントなので、とてもワクワクします。 そして、その後の週には今は亡きタップマスターであり、自分の師でもあるBuster Brownの生誕100周年を祝福するイベントで、 パネルディスカッション、そしてパフォーマンスに参加します。 こちらも楽しみです。 日々、いろいろなことがあり、いろいろなことに葛藤しながらも 毎日なんとか楽しくやっております。 またこちらの状況を報告していきたいとおもいます。 よろしくお願いします! QUEENS TAP EXTRAVAGANZA INFOhttp://www.flushingtownhall.com/events/event.php?id=1040#.UYxnKHhMWws http://www.atdf.org/Buster100th.html NYでの日々の写真日記はこちらのTumblrのサイトをみてください! http://kazukumagai.tumblr.com/ 最近は、Facebookのほうで近況を載せているので、こちらでも是非チェックしてください。 世界中の人ともコミュニケーションもとりやすく、なかなか便利です。 http://www.facebook.com/kazu.kumagai.7?ref=tn_tnmn HAPPY BIRTHDAY! BILL "Bojangles" Robinson!!! #
by kazthehoofer77
| 2013-05-10 12:34
先日、AMERICAN TAP DANCE FOUNDATION Spring Galaというショウに出演しました。
このショウの収益はGregory Hines Youth Scholarship Fundというこれからの子供達のタップダンサーの育成のために使用されるということでした。 "FROM THE HORSE`S MOUTH (Tap dance Version)"と題された今回のショウはいつものタップのショウとは違い、 出演するタップダンサー達は短いソロを踊ったあとに2分間の自分のストーリーを話すというユニークなものでした。 気軽にOKしてしまったものの、パフォーマンスの日程が近づいてくるにつれて、緊張感が高まってきました。 そういえば、日本語でも話すの苦手なのに、大丈夫なんだろうかと、、 リハーサルでは、踊りは問題ないのに、話すとなると頭が真白になりました。。。 本当にこれはマズいと思い、街を歩きながらブツブツひとり言のように練習しながら歩いたり、 ここ数年では珍しい緊張感のある公演となりました。 しかし、自分のストーリーをタップをはじめたときから今までにかけて、2分間にまとめるという作業は、とても自分にとって意味のある時間になりました。 一番言いたいことはなにか? 日本人として自分はなにをこのつたない英語で伝えられるのか? 結局辿り着いたのは、この言葉になり得ない想いを、伝えるためにぼくは踊っているのだということです。 言葉とタップというのはとても密接に結びついていると感じます。 しかしながら言葉が強くなりすぎては、タップの意味が薄れてしまうような気がするし、 言葉でしっかり伝えられなければ、そこに意味のあるタップのリズムは生まれないような気がします。 そのステップのなかにしっかりと言葉があるだろうか。 ストーリーがあるだろうか、ということがとても大事な気がします。 タップという言語で、どれだけ様々な人種の人たちと深く通じ合えるだろうか。 それがこの街での自分の大きなチャレンジなのだとおもいます。 ひさしぶりにあったJASON SAMUELSや近日日本へいくMAX POLLOCKや、あのミュージカル42nd Streetを振り付けしたRandy Skinnerや、 往年のタップダンサーBrenda Baffalino、そして90歳で現役のMable Lee! この素敵なタップダンサー達と言葉を共有できたこのステージは自分にとって忘れられないものになりました。 PS> 4/28にはBROOKLYN BOTANICAL GARDENにてCHERRY BLOSSOM FESTIVALで踊ります。 PHOTO DIARYhttp://www.kazukumagai.tumblr.com/ #
by kazthehoofer77
| 2013-04-14 15:59
昨日36回目のバースデイをむかえました!メッセージをくれたみなさん本当にありがとうございました!
日本では3月に自分が主宰する仙台でのTAPTHE FUTURE、 そして東京のKAZ TAP STUDIOの5周年のイベント『KISEKI』が無事に終わったとの報告を受けとても嬉しい気持ちでした。 そしてNYでは『KISEKI』と同じ日に、『RHYTHM IN MOTION』という3日間5ステージに自分はソロとして出演しました。 僕はいまAMERICAN TAP DANCE FOUNDATIONというところで、ARTIST IN RESIDENCEとして活動していますが、 そこで共に所属しているダンサー達がそれぞれ作品を発表しました。 いままではNYのフェスでは即興的に踊ることが多かったのですが、 今回は自分が日本で経験してきたことをじっくりと作品として感じながら踊ることができました。 震災を経て、今ここNYでタップを踊っていることは、何か不思議と必然てきなことを感じます。 今、自分がやらなくてはいけないこと、表現しなくてはいけないことは自ずと溢れてくるようでした。 それは故郷で起きていることをこのNYのタップのコミュニティーにも伝えたいという気持ちが強くあったからです。 NYでも最近ハリケーンでの大きな被害があったため、DERICK K. GRANTがその被害に対する想いを踊りにしましたが、 同じような経験からか日本で起こったことを実感する想いも確実に強くなっているとおもいます。 全体的に今回のショウでは、ただタップをみせるということよりも、なにかを伝えたいという演目がおおかったこともあり、 いままでとはずいぶん変化のある新しいショウだったように思えます。 数日後にはDANCE MAGAZINE, NY TIMESにも批評が載りましたが、 全体としてもここ数年にないほど良い評価だったようで、主宰のトニーもホッとしていたようです。 この3日間では、いままであまり会話をしたことがなかったダンサー達とも自分の表現を通して、 深くコミュニケーションをとることができたことが新たな収穫でした。 自分がTAPというアートに対して信じている想いをダンスのなかで思いっきり表現することで、 見ている観客とも他のダンサーとも繋がれるという経験は、自分をもっと強くしてくれたように思います。 これからもっと自分を強く成長していきたいです。 3日目のショウが終わったときに、ある女性が話しかけてくれました。 その方はあの伝説的ピアニストのDUKE ELLINTONの孫娘さんだったのですが、 僕にDuke Ellingtonが刻印されている25セントのコインを感謝の言葉と共に渡してくれました。 そのコインの価値がどれほどのものかはわかりませんが、なにより自分にとっては計り知れないほど胸がいっぱいになるようなできごとでした。 36歳という年齢になりましたが、気持ちは19歳のときにはじめてNYにきたときとあまり変わらない想いです。 もっともっと追求していきたいし、もっと楽しんでいたい。 まだまだスタートラインにたったばかりです。 これからもこの素晴らしいTAPというARTをとおして、より良いダンサーとして、 より良い人間として成長していけるように日々精進していきたいです。 今日という日に、日本にいる家族や友人達や応援してくれるすべての人に感謝します。 ありがとうございます! NY TIMESの記事 DANCE MAGAZINE の記事 One of the Master Brenda Baffalino Cartier Williams and the crew Max Pollock and the crew ジャズミュージシャンであるデュークエリントンはアメリカの歴史上で唯一、硬貨に描かれた黒人であるということです。 #
by kazthehoofer77
| 2013-04-01 14:06
|
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
ブログパーツ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||