来日中のオマーエドワードが中目黒のスタジオに来てくれた。 自分のスタジオができて以来、NYの仲間がスタジオに来てくれるのははじめてだったので、その日はずっとソワソワしていた。まるで自分のうちに大事な客が来るときのような心境だった。 東京で会ったオマーは生き生きとして楽しそうだった。疲れてるだろうから、教えなくてもいいよと言ったが、スタジオに向かう途中から音楽を聴いてステップを考えて、『これを教えたいんだ!』と意気込んでいた。 スタジオに入ると、クラッカーをもって待ち受けていた生徒達にサプライズを受け、本当に楽しそうに喜んだ。すこし、お酒も飲んで語りあったのちにレッスンをはじめた。 タップシューズを履いたあと、スタジオの空気はハーレムの匂いと化した。 ものすごい汗をかき、必死で音楽を聴きステップを繰り出す。ジェームスブラウンの音楽と、アフリカのビート。 セビアンのレッスンを思い出した。オマーが昔、BDCで教えてたときセヴィアンもクラスにいた。ものすごい熱いレッスンだった。真夏のFAZILSでの毎日のファンクUのレッスンのときの匂い。 教えたいという気持ちと自分自身のチャレンジが熱い熱気を生み、教わりたいと前のめりになっている生徒達がさらに熱い空気を生み出す。とにかくほんとうにタップが好きなんだー!という空気。 素晴らしい空気感。こういうことが日本でもたくさん起きてほしいと願ってた。 オマーはNYでも屈指のダンサーで、ユニークで大好きだ。 しかしながら、こんなに必死にステップを噛み砕いて教えるオマーは久しぶりに見た。 ーー『原点』 そんな言葉が頭によぎった。 『タップダンスはボクシングのフットワークに似ているんだ。』とか、『上半身にエネルギーを貯めないこと。呼吸をわすれないこと』とかオマーなりの説明も楽しかった。 また来ておくれ!! #
by kazthehoofer77
| 2008-07-25 00:47
18日、古澤巌さんとのオーチャードホールでのコンサート無事に終了!
今回はじめて共演させていただきましたが、クラシックの世界の文化の違いが新鮮で、そしてそこから飛び出そうとしている古澤さんと大きな会場で共演できて嬉しかったです。 次の日は朝一に仙台へ、連休の初日だったらしく、まわりの乗客(おじさんおばさんたち)のハジケっぷりに若干引きながら移動しました。約2時間の移動のあいだどんどん酔っぱらっていくのを垣間みながら、やっと仙台に着くというところで、電車が地震で止まる。。。止まってるあいだの田園風景がきれいでした。 仙台で長くお世話になっているウエルパフォーミングアーツのイベント。 オープニングであの『渋さ知らず』のパフォーマンスで、かなりトリップ。いきなりフェスのエンディングのような雰囲気がすごかった。 押尾コータローさん、COBAさんと久しぶりのセッション、楽しかった! 最後にCobaさんが「常に勉強させてもらっている」という言葉が深かった。そしていつもCobaさんや押尾さんは僕を温かくMCでコメントしてくれる。本当にありがたい。 決してポピュラーではない楽器だけの演奏。それをやり続けてきた人達、道を切り開いてきた人達をいつも尊敬している。 古澤さんも終わってからのコメントで『70、80歳代で活躍してきた自分の師匠にくらべれば、自分はまだまだ』と言っていました。 音楽の素晴らしさを感じられることに感謝したい。 PS>今日の新聞にNYの街ハーレムの再開発についてのことが書いてあった。あのハーレムの街をきれいに開発することに地元の人達は怒っている。古いアパート、昔ながらの商店の姿が消えていってしまうからだ。最後に載っていた言葉がたくさんのことを表しているとおもったので、書き留めておきたい。 『この街の少年は公園でドラムをたたき、ミュージシャンに成長するが、その文化を育てるのは公園や施設などではない。アフリカの宗教とその文化を受け継いだ人間の魂だ。長い貧困の中でも明日の夢を見、闘い、住み続けた人々の暮らしこそが文化なのだ。それを追い出して一体、何が保存されるというのか。』 PPS>来週の土曜、また仙台でTBC祭りに参加。 共演はあの最高のドラマー、ASA-CHANG。そしてスペシャルゲストにあのギタリストローリー寺西!!どんなセッションになるのか誰も(自分も)想像できない。。。 with押尾コータロー #
by kazthehoofer77
| 2008-07-20 22:42
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by kazthehoofer77
| 2008-07-17 23:59
NYから戻りました!
成田に着いてすぐに、リハーサルに直行しました。明日オーチャードホールで行われる古澤巌さんのコンサートのリハーサルに参加しました。その後、中目黒のスタジオに行ったらフラフラになり、この日はベッドに辿り着けず就寝。 次の日はスタジオ大掃除&リハーサル。そして東京に来ている家族とご飯を食べたら、みんなけっこう飲むのですが、僕はビール一杯でいっぱいいっぱいに。すると母親に『熊谷家失格。』と言われましたが、もうダメです。ベッドに辿り着けず就寝。 今日は、こんど行われる仕事のための打ち合わせ&日本に帰国中の上原ひろみちゃんとの東京JAZZのためのリハーサル。久しぶりのひろみちゃんとのセッション、楽しい! 8/30東京JAZZを楽しみにしていてください。 今日は布団で寝れそうです。おやすみなさい。 PS>明日はオーチャードホールでお会いしましょう! 明後日は仙台サンプラザ、『ウエルカムサウンズ』出演! リハーサル中のひろみちゃん集中力がすごい! #
by kazthehoofer77
| 2008-07-17 23:48
今年もタップフェスが無事に終わりました。自分のショウが終わり、他のショウもみて、今年はマスタークラスを教えるなど盛りだくさんでした。
本当に書きたいことがいっぱいありますが、まだうまく言葉にできないのでまたゆっくり書こうと思います! とにかく、ジミースライドがいなくなってはじめてのフェスで、さいごには彼の存在を感じながら幕を閉じた今年のフェスティバルでは、たくさんのエモーショナルな瞬間を感じました。打ち上げのパーティーでブレンダが『Did You feel that, Kaz?』と言っていましたが、それがなによりも今年の感想です。 フランスから来てくれたSarah Petronioのジミーへの詩とダンス。 まるでジミーがいつものところに座って『イエー!』と声をかけているような、素晴らしいトリビュートでした。 たくさんのことを学べて、また前に進んでいこうと素直にさせてくれるこのフェスティバルがとても好きです。 タップダンス最高。タップダンサーにリスペクト。 #
by kazthehoofer77
| 2008-07-13 16:14
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