渡米前に行う公演、『TAP IS MY LIFE』の詳細が発表になりました。
K.K.QUINTET with STRINGS, ラティールシー、そしてすばらしいゲストにピアニストの山下洋輔さん、ハナレグミの永積タカシくんなどなど、参加してくれることになりました。 これまでの感謝の気持ちを胸に、そして新たなページめくりたいとおもいます。 是非、いらしてください。そしてみんなで踊りましょう! ![]() チケット一般発売は7/28からになります!特設ページはこちら。 http://227.tbs.co.jp:8000/event/ti_mylife2012/index-j.html#info1 #
by kazthehoofer77
| 2012-07-12 23:27
なんだかいろいろなことが起きていて、書きたいことがあっても、なかなか言葉にできないような
日々をおくっていました。 最近は、あまり多くの情報を頭にいれないで、ただシンプルな生活にできるだけ集中することを 心がけていたところ、なかなか気持ちのよい日々のリズムを感じています。 そして、今日は報告があります。 昨年より申請していた、文化庁の新進芸術家の海外研修制度に合格し、今年の10月よりNYに一年間、再びTAPの修行をするために渡米することになりました。 今まで、7年間住んでいた街、NYですが、またこのタイミングで行くことに、 自分自身少しびっくりしていますが、今までにも何度となくおとずれた変化の波がいま、また訪れてきたのだとおもいます。 35歳というこの歳になって、もっと、もっとTAPというアートを勉強したい、 もっと楽しみたい、というのが一番の理由です。 それはやはり、この一年と数ヶ月の震災以降の心の変化の波というのはとても大きいとおもいます。 震災以降、いままでは考えもしなかったたくさんのことが急におしよせてきて、頭のなかはいっぱいいっぱいになりながらも、身体は別々に動いているようなそんな感覚がありました。 自分の故郷が、家族や親戚や友人達が被災し、自分になにができるだろうかということを常に考えながらも、なにもできない無力感におそわれたことや、逆にそういう活動からたくさんの人と出会い、パワーをもらったことが、自分の次の目標や本来の自分が求めていることをより明確に映してくれて、 時間が経つにつれ、よりそのことがクリアーになっていきました。 そして、NYにまた旅立つこの転機が訪れました。 いまは、とてもポジティブに、この機会に自分の大好きなTAPをもっともっと追求してやろうと ただ意気込んでいます。まあ、行く前にやることはものすごくいっぱいあるのですが、、 いまはすごくいいエネルギーに満ちています。 中目黒のKAZ TAP STUDIOの4年が経ち、地元仙台でのTAP THE FUTUREも6年目になり、 たくさんの仲間と、TAPを愛する方々に恵まれ、とても感謝しています。 ここで、自分が旅立ち、さらにTAPを基本から学び、 また日本での活動にプラスにしていきたいとおもっています。 きっとこの旅は終わりのない、ずっと続くことだとおもいます。 TAPという無限に深いアートを、リズムをずっと追い続け、学び続けることが 自分の生涯のライフワークであるとおもいます。 ひとりのタップダンサーとして、またゼロから頑張ってきたいとおもいます。 ここから、これから、 まだまだ皆さんよろしくお願い致します! 熊谷和徳 PS>>そして、9月6日に赤坂BLITZにて、このひとつの区切りを締めくくるライブをやります。 たくさんの素晴らしい仲間達と共に、素敵な一日にしますので、是非みなさんにいらしていただきたいとおもいます。 詳細は、またすぐに! #
by kazthehoofer77
| 2012-07-08 23:22
![]() KAZ TAP STUDIO4周年のイベントが無事に終了しました。 小学生から、70代までのタップダンサーがみんな素晴らしいTAPをおなじステージで共有してくれました!またゲストで出演してくれたSUJIさんも、このステージに華をそえてくれました! 皆さんに感謝です! また、写真家の宮川舞子さん、衣斐誠さんが、この数年間撮りためていてくれた写真を展示してくださり、とても嬉しかったです! そして、NYではナショナルタップデイというイベントで、ケイタロウくんをはじめNYで頑張っているタップダンサー達が日本の震災のために踊り、 その日に会場に設置したチャリティーの支援金を『HAND TO HAND FEET TO FEET』へおくっていただきました。 この支援金は福島の小さなこどもをもつお母さんとこども達を支援しているプロジェクト『小さなたびJAPAN』におくります。 詳細はこちらです! http://chiitabi.com/whatschiitabi.html まだまだ、福島はじめ、被災地が大変な状況のなか、原発再稼働の決定がくだされたりなど、 世のなかは混沌とした状況ですが、このようなときだからこそ、希望をすてず前を向き、 みんなで協力し合って頑張っていけたらとおもいます。 KISEKIに参加してくれたみなさん、協力してくれたみなさん、ありがとうございました! これからも足を地面に踏みしめて、 頑張っていきましょう! ![]() ![]() 6/30にKAZ TAP STUDIOの新しいスペースのオープンのお披露目とともに、 写真展のクロージングパーティーをおこないます。ミニパフォーマンスも予定しているので、 是非お立ち寄りください! KAZ TAP STUDIOhttp://kaztapstudio.com/ #
by kazthehoofer77
| 2012-06-22 11:16
久しぶりにこのブログを書きます!
6/10にKAZ TAP STUDIOの4周年のイベント『KISEKI』を行います。 ここまでやってきた軌跡と、ここまでやってこれた奇跡に感謝する一日にしたいです。 毎年一度開催してきたイベントですが、この一年を振り返ると、ものすごい濃い一年だったなあと 改めておもいます。震災以降、価値観が全く変わり、日々、生きる意味を問われているような、 一年が十年くらいの重みをもって、身体全体にのしかかっているようなそんな感覚があります。 すべてが変わってしまった、そして変わりゆくこの世の中で、 変わらずに在ることにも目をむけてしっかり感謝したい。 タップダンサーとして、おなじようにタップを愛する人達と、ただただタップを踏み続ける。 タップダンス尽くしの一日。 プロもアマも関係なく、みんなで踏みます。 是非、フラりと遊びにきてください。 ミュージシャンは楽器を、タップダンサーはシューズをもってきてください。 そして、KAZTAP STUDIOでは、この週をKISEKI WEEKとし、スペシャルなワークショップと、 STUDIOにてずっとここ数年僕の写真を撮り続けてくれている宮川舞子さん、衣斐誠さんによる写真 展などもあります。是非チェックしてください! 2012.06.10 (sun) @Super Deluxe 18:30open 19:00 Start 出演 熊谷和徳 TAPPERS RIOT(谷口翔有子、中山貴踏、加藤信行、安達雄基、米澤一平、米澤一輝、今井剛、石垣うたこ、村田正樹) KTS Tappers 総勢60名 K.K.QUINTET 池田潔(bass)菱山正太(piano)西尾健一(tp)吉岡大輔(drums) Guest dancer : 浦上雄次(SUJI TAP) TICKET :前売¥3000+1drink(700円) 当日¥3500+1drink(700円) プレイガイド:イープラス チケット購入画面 / KAZ TAP STUDIO お問い合わせ KAZ TAP STUDIOTEL/FAX 03-6906-6076 MAIL info@kaztapstudio.com ![]() #
by kazthehoofer77
| 2012-06-01 01:23
名取市での『ここからこれから』を無事に終え、バタっと、、倒れてしまいました。
やっと少しづつ復活してきたので、少しづつ書こうとおもいます。 このイベントをとおして、たくさんの人達と出会い、たくさん考える機会を与えられ、 たくさんの友人ができたことを本当に嬉しくおもいます。 タップのワークショップからスタートし、走って餅つきへ、タップザフーチャーのパフォーマンスがあり、絵本作りのワークショップにいったときには、 さっきまで、餅ついてた子供達が、もう絵を描くのに夢中になっていて、その光景をみたときに本当にこのイベントやってよかったとおもいました。 2日目のパネルディスカッションでは、ほんとうに心揺さぶられる話を聞きました。 そして柳田先生の紙芝居から、講演、そしてライブ。 ライブでは、2日間時間をともにした名取の方々とステージで一緒にタップを踏むことができ、嬉しかったです。 記憶に深く残っている言葉がたくさんあります。 自分の心にしっかりと大切にしていきたいとおもいます。 一日目のイベントが終わり、二日目に会場へむかう道中に書いた詩を、ここにも載せておきたいとおもいます。 『ここから これから』 ここに木を植える 土を手で掘る 種をまこう 水をたっぷりとまいて すくすくと伸びる芽をみつづけよう きっとこれから ここから そらにむかってのびやかに くものように自由に飛び立っていく 純粋で野性的で キラキラした目をかがやかせて 地面を踏み 空をあおぎ 大きな一歩を踏み出そう やがて花が咲き、そしてまた新たな芽が出るから その木はうたい、おどるだろう たくさんのあざやかな色を使って絵を描くだろう ここから これから すべてのうつくしいいのちのために ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 仮設住宅の方がきれいなお花をもってきてくださいました。 またゆっくり書きます! #
by kazthehoofer77
| 2012-05-04 02:32
![]() 東京は桜が満開のなか、北へとむかうと東北はまだ冬でした。 今の自分の気持ちにしっくりくるのは、まだ東北の景色かなとおもいますが、 やっぱり満開の桜をみるときもちがいいものです。 21、22日あたりは、東北にもちょうど桜が咲いている頃かなあとおもいます。 今朝は、河北新聞の河北春秋の欄に先日仙台でおこなった公演『MY RHYTHM』に関する記事がでていたということで、 すごく嬉しかったです。 <以下抜粋です> 「小さく叩(たた)けば小さく響き、大きく叩けば大きく響く」。坂本竜馬が西郷隆盛を評した言葉。 国際的なタップダンサー熊谷和徳さんが先日、仙台で開いた公演を見て思い出した ▼床の踏み方次第で、鳴り響く音が全く違う。タップダンスは地球との会話。共鳴と共振だ。 大地は踏みしめた感情をしっかり受け止め、返してくれる http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20120410_01.htm 自分自身が踏みしめる、想いの強さ、弱さはダイレクトに共鳴する。 それは、なにもダンスだけに限ったことではなく、すべてに繋がる言葉だなとおもいます。 最近は、名取市でのイベントのために現地に出向くことがおおいのですが、やはり被災地である場所で なにかをする、想いを伝えることの難しさを、行く度に痛感しておりました。 しかし、そのようななかで、自分が動いていけば、どこかで共鳴していく人達が少なからず出てくる、 ということがだんだんとわかってきました。 最初は自分自身が見えなかったこと、閉じていた価値観が、少しづつ開き、パズルのように、 繋がることができてきました。 今回、さまざまな面でご協力をいただいている『あしたのたね』は、民間で東北の食べ物の放射能測定をし、 これからの食の安全、ほんとうにおいしい食べ物を提供するという活動をなさっている方々です。 http://ashitanotane.jp/#/?concept-00001 『わたしたちは震災を体験し 命の尊さ、絆の大切さを痛感しました。 自然への畏敬の念をあらためて胸に刻みました。 今こそ生活全体の価値観を見直し 日本人としてあるべき姿を探りながら 安心して畑仕事や食事、子育てのできる環境をつくりたい。 そう考えています。』 ![]() 今回は21日の餅つきと、名取市のおいしい野菜の提供もしてくださっており、 初日のお昼は、その食材をつかって、東京から寺本理恵子さんが、お料理を振る舞ってくださいます! そして、まだお会いできていないのですが、名取の閖上で津波で学習塾を流されてしまった方が、 仮設住宅でこどもたちに塾を無料で『寺子屋 閖上』という名前で提供している方がいらっしゃいます。 その方にも今回、協力していただけることになりました。とても嬉しい繋がりです。 http://kokoropress.blogspot.jp/2012/03/blog-post_5800.html そして、仮設住宅、全8カ所には、22日のTALK&LIVEにバスを2台借りて、送迎できることになりました。 なかなか、僕らが仮設住宅へ行くことは出来ても、そこに住んででいる方々が外に出て行く機会があまりなく、引きこもりがちになってしまうそうで、 今回も行った先では『たまに、こういう場所にでていかないとね』と仰っていたのでこれが決まったことは僕にとっても一歩前進だとおもっています。 そして、仙台でシュタイナー教育の保育園をなさり、様々な方面で活動なさってる ゆんたさんにも協力していただき、そして素敵なブックカフェ『火星の庭』にはチケットの協力もしていただいています。 仙台ゆんたhttp://web.me.com/yunta/サイト/ゆんたHome.html 火星の庭 http://www.kaseinoniwa.com/ そしてもちろん、われらがSENDAI TAP THE FUTUREも21日にはお昼のパフォーマンスとボランティアスタッフとしても動いてもらいます! http://www.kaztapstudio.com/sendaitapworks.html まだまだたくさんの方々がいますが、当日は、東京からのゲストとボランティアが加わり、 またおおきな繋がりになりますが、この繋がりがほんとうの意味で強く、これからを考えるための イベントになるように、僕自身も出来ることを精一杯がんばろうとおもいます! そしてまた新たに繋がれる人達との出会いを楽しみにしています! TAP&TALK LIVE "ここから これから” ー子供たちの未来と 大人たちの心の再生のためにー 作家、柳田邦男さんが語る震災で傷ついた子供たちの心のこれからのケアとこれからの大人たちの生き方についての講演会、 そして世界的なタップダンサーである熊谷和徳が名取へ贈る、リズムと音楽によるステージの素晴らしいコラボレーション。 音楽にはピアニスト中島ノブユキさんをはじめ、池田潔と弦楽四重奏による演奏があり、 ワークショップに参加した名取市民達による発表もあります!! 名取という地から『ここから これから』の未来にむけて前へと進みましょう。 カヒミカリィの出演も新たに決定しました! 日時:22日 時間:16:00-18:45 対象者:全て 場所:中ホール 料金:1,000円(税込) チケット販売/定員350名 イープラス http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002074307P0030001P0006 名取市文化会館 http://bunka.natori.or.jp/ TEL 022(384)8900 FAX 022(384)6684 MAIL:toiawase520@natori.or.jp 名取駅コミュニティプラザ http://www.city.natori.miyagi.jp/soshiki/kensetsu/shigai/annai/wing_plaza あしたのたね、火星の庭、カフェプロコプでもチケット取り扱いはじめました。 ![]() http://www.kaztapstudio.com/kokokarakorekara.html #
by kazthehoofer77
| 2012-04-10 19:49
誕生日にたくさんのメッセージをTWITTERやFACEBOOKに送っていただいた皆様、
ありがとうございました! 無事に35歳をむかえることができました。 昨年春には、誕生日を祝う気にもなれず、誕生日も2年ぶりにやってきたような気分です。 ぼくがタップをはじめたのが15歳ですので、人生の半分以上の20年間、ほぼ毎日 タップを踏んできました。 15歳ではじめてタップシューズを履いた時に、こんなにも自分の人生にタップが大切な存在になるとは、 おもいもしませんでした。 人生は不思議なものです。 こどもがうまれて、もう2年と半年が経ちますが、この時間の経過はいままでとくらべものに、 ならないスピードですすんでいるきがします。このあいだ産まれて、泣いていた赤ちゃんが、 もう自分とおはなしをしているのですから。 このあいだなんかひとりで遊んでいるとおもったら、『わたしきめたの』とひとり言をいっていて、 びっくりしました。 ここからの時間はとてもはやそうで、またすごく大切なきがしています。 こどものころ(20代まで)は、35歳からの自分というものを想像したことがなかったのですが、 最近では、ほんとうにたくさん素敵な先輩たちにであうことができて、これからの生き方が、 とてもたのしみになってきました。 特に先日、ステージでご一緒した日野皓正さんは僕の2倍の年齢ですが、ばりばりの現役で、 本当に素敵で、これからの35年の生き方を何か教えてもらっているような気がしました。 この春、自分ができるかぎりの力を注いでいるプロジェクト 『ここから これから』は故郷である東北を支援していくという想いではじめましたが、 同時に今の自分にとってもやはり『ここから これから』また前に進むのだというきもちです。 ここ最近、たくさん東北へと帰郷する度に、自分の故郷に対する気持ちと自分自身とは、 限りなくイコールにちかづいてきているのだなあと不思議におもうのです。 『頑張ろう!』という言葉は結局自分にかえってくるのだと。 明日は、また名取市へむかいます。 これからイベントにむけて、また現地の情報などをアップデートしていきますので、 是非チェックしてください!これからもよろしくお願い致します。 TAP&TALK LIVE "ここから これから” 出演 熊谷和徳 柳田邦男 いせひでこ 中島ノブユキ 池田潔 徳永友美 榊原有弥 青木史子 中村潤 カヒミカリィ(22日のライブ出演も決定しました) 日時:22日 時間:16:00-18:45 対象者:全て 場所:中ホール 料金:1,000円(税込) チケット販売/定員350名 イープラス http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002074307P0030001P0006 名取市文化会館 http://bunka.natori.or.jp/ TEL 022(384)8900 FAX 022(384)6684 MAIL:toiawase520@natori.or.jp 名取駅コミュニティプラザ http://www.city.natori.miyagi.jp/soshiki/kensetsu/shigai/annai/wing_plaza ![]() http://www.kaztapstudio.com/kokokarakorekara.html #
by kazthehoofer77
| 2012-04-06 00:22
昨日はTAP DANCERの仲間の、新たな旅立ちのために集まりました。
TAPPERS RIOTのリーダー的存在として、KAZ TAP STUDIOの講師として、長年頑張ってきた TAP DANCERのTAKA。仙台、東京、NYとこの7、8年の時間を、時間を共にし、床を共にし、 リズムを共にしてきた仲間です。 昨年は、別のメンバーも、旅立ちのときをむかえ、さみしいですが、 新たな道を歩みだす姿に不思議な嬉しさもあります。それは共に頑張った時間があるからこそでしょう。 TAP DANCERは、自分自身と地面と対峙し、たった一人鏡に向き合いながら、自分自身にチャレンジし続けることで成長していけます。 それは、アスリートや他のアーティスト同様、とても孤独な時間を要求されます。 長い長い年月をかけて、すこしづつ、できないステップができるようになり、 音が鳴りはじめ、やがて自分の心のままに踊れるようになりますが、 常に新たな壁にぶつかり、また床にむかうのです。 それは、孤独な人生そのものです。 だからこそ、僕らにとっては仲間というのが、ほんとうに貴重なのだなあとおもいます。 いつもいつも一緒にいるわけでは、ありませんが、 時折、同じ板をシェアし、踊る仲間達はとても大切なのです。 そんな仲間の存在をあらためて強く感じられました。 NYにいたときに、多くの仲間達とNYで一緒に踊っては、自分の国へとやがて帰っていく別れがありました。 そのときにある友達が言った言葉があります。 『自分たちはTAPをしている限り、かならずまたどこかで会える』と。 今回、KAZ TAP STUDIOを去っていく小林敬宏、昨年、結婚して海外へといった染谷ゆうきも 新境地でまたあらたな人生のなかでタップを踊り続けていくことでしょう。 そしてまたいつか一緒に踊れる日を楽しみにしています。 足がある限り、ぼくたちは踊らずにはいられないのだから! ADIOS MY BROTHER!!! ![]() MY RHYTHM 2012 ![]() TOHOKU TOUR 2010 ![]() TAPPERS RIOT 2009 #
by kazthehoofer77
| 2012-03-29 02:05
4/21、22の名取市支援イベント『ここから これから』をやるにあたり書いた文章です。
柳田さん、いせさんの絵本のワークショップ、タップの無料ワークショップも随時受け付けておりますので、是非ご参加ください! あと初日のお昼には餅つきをやる予定です!桜はまだ咲いてるかなあ。 何か、この場所から素敵なネットワークが広がることが出来たら幸いです。 http://www.kaztapstudio.com/kokokarakorekara.html 『ここから これから』 昨年2月、震災の起こる一ヶ月前に僕ははじめてこの名取市文化会館で公演を行いました。 そのときには本当に素晴らしいホールだなあという印象と、あたたかいお客さん、そしてスタッフの方々の親切な対応で, 是非またここに戻ってきたいと思っていました。 それから一ヶ月後にあのような大きな災害が起こるとは夢にもおもいませんでした。 自分も仙台の出身ですが、仙台に戻ってくることができたのは4月になってからです。 4月に帰った時には、家族に会ってからすぐに名取市文化会館のホールへと向かいました。 コンサートをするための華やかだった会館は避難所に変わっており、スタッフのスーツ姿は作業着になっていました。 みなさん必死で400人以上いる避難者達のケアにおわれていました。あたりには自衛隊の方々の姿も見受けられ、 さながら戦場にきたような錯覚におちいるような光景は二度と忘れることができません。 両手にもっていた支援物資も全く足りず、自分一人の無力さをひしひしと感じていました。 それでも、なにかしたいとおもい、ウッドデッキのある庭で音楽を鳴らし踊りはじめると、外で遊んでいた子供達と避難されていた方々がみにきてくれて、 一緒に音にあわせて手を叩いたりして時間を過ごしました。 そのうちに、そのなかにいた一人の女性の方が僕のところに来て言いました。 『2月にわたしの友達が、あなたの公演をみて感動したので次回は一緒に行こうと誘ってくれたのですが、その友達が津波に流されてしまったんです。』 僕は言葉を失ってしまいました。 震災前のあの公演で笑顔で拍手を送ってくださった皆さんのなかに、他にも被害に会った方はいたかもしれない、そう思ったとき、 自分とこの場所との繋がりのようなものを自分の中で強く感じ、この場の人たちとの繋がりも必然に思えたのです。 微力ではありますが、僕はこの場所でなにか力になれることをやりたいとおもい、その後も何度か足を運びました。 足を運ぶたびに避難所から仮設住宅へと場所が移ったりと、刻々と必要なことや状況も変化していく様子がわかりました。 そして震災から一年という時が経ちますが、名取という場所に来る度に、名取市文化会館という場所の重要性も以前よりも強く感じるようになっています。 一時は避難所として使用されたこの場所で、もう一度本来の文化会館の姿であるアートや音楽の力、ダンスや表現するという機能をここに取り戻したい。 そして、たくさんの市民にとってこの場所が心の憩いの場であってほしいということを、 強く感じるようになりました。 人と人が出会い、繋がり、再びこの場所から、子供達も大人も一緒になって本来そこにあった楽しい未来を、 新たに創っていっていけたらなんて素晴らしいだろうかとおもいました。 そこには笑顔があり、なにかクリエイティブなエネルギーが必要だとおもいます。 今回、以前より親交があり、自分の尊敬する作家である柳田邦男さんに、来ていただくことになりました。 僕自身、柳田さんの書かれる本は、柳田さんにお会いするずっと前から一読者として多大なるエネルギーをいただいており、 今回の震災以降もたくさんの場所で独自のリサーチや講演をやられている柳田さんに、これからの生き方や、 心のありかたについてのお話を是非、名取でもしていただきたいと思いました。 そして奥様であり、素晴らしい絵本作家であるいせひでこさんのこどもたちとのワークショップという魅力的な提案もいただき、 今回実行することになりました。お二人とも、二つ返事で今回のイベントの参加を快諾していただき、本当に感謝しております。 そして、僕と仲間達によるタップダンスのワークショップもあり、最後のステージでは みんなで一緒になってステップを踏み、リズムを踏むことができたらとおもいます! とにかく、子供達も大人も楽しみながら、前向きな一歩を踏み、 そして現状の問題についても考えられるような そんな二日間にできたらとおもっています。 ここから これから みなさんで一緒に楽しい未来を創造していきましょう! 熊谷和徳 ![]() 仙台市文化事業団の冊子『まちりょく』より http://www.bunka.city.sendai.jp/backnumber/machiryoku.html #
by kazthehoofer77
| 2012-03-27 01:50
4/21、22の二日間、縁があって繋がった場所、名取市文化会館にて支援イベントを行います。
作家、柳田邦男さんに宮城県でも最も津波被害の大きかった場所、名取市にきてもらい、お話をしてもらうのですが、 僕自身、今回のこの震災から一年間のあいだ柳田さんとお話をさせていただいて、ずいぶん心が救われた気持ちになりました。 なにか答えをくれるわけではないのですが、白や黒ではっきりさせるのではなく、もっと心の深い部分での自分自身と対話をするきっかけを与えてもらえた気がします。 柳田さん御自身は、長年ノンフィクション作家として活動され、今回は原発の調査委員としても活動されている方です。 以下は柳田さんのインタビューの言葉です。 『3・11東日本大震災――あの日、「お前は今までいったい何をやってきたのか」と問いかけられた気がしました。 私が災害を観るのではなく、「災害の側から私がじっと見つめられている」という、不思議な、しかし決定的な衝撃があったのです。』 http://hon.bunshun.jp/articles/-/380 今、どうすべきか、何が正解かではなく、柳田さん自身が自分を反省し、追求している。だからこそ、より深い問いかけがうまれているのだろうとおもいます。 たくさんの情報のなかで、混乱していたとき、すっと心に入ってきた言葉を、 是非名取市で皆さんに聴いてもらいたいとおもいました。 当日は講演会に加え、熊谷和徳+中島ノブユキさん率いる弦楽四重奏の演奏の他、いせひでこさんとの絵本を子供達とつくるワークショップ、タップのワークショップを無料でおこないます。 初日には子供達との餅つき大会!! そして、カヒミカリィと参加者の方々による『おかあさんの立場から』のパネルディスカッションなど、もりだくさんです。 ぜひ、名取市や近郊の方々に子供達と一緒に楽しみにきていただきたいです。 もちろん、ほかの地域からもこの機会に名取市にきていただき、現地のみなさんとの交流を深めてもらえたら嬉しいです。 詳細はWEBにてチェックしてください!! http://www.kaztapstudio.com/kokokarakorekara.html ![]() #
by kazthehoofer77
| 2012-03-23 23:50
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