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HOOFER`S CLUB

50年代アメリカNY、黒人の差別がひどかった時代にタップダンサー達にはまともな仕事がなかった。黒人達がつくりあげたTAPという芸術は白人達によってハリウッド映画で大きなエンターテインメント産業と発展した。
しかしながら黒人のタップダンサー達はNYハーレムのいくつかの小さなジャズクラブでセッションし、ステップを競いあいながらTAPを踊り続けていた。
彼等は自分達の事を他のタップダンサーと区別して「HOOFERS」と自分達のことを呼び、夜なよな踊り続けた場所をHoofer`s Clubと名付けた。
きっとその場所にはなんの制約もなく彼等は自分達の踊りたいように踊り、本当に表現したい踊りを追求していたにちがいなく、そのステップやリズムこそが現代の僕らの世代に伝わってきたのだろうとおもう。

今、僕達もまたそういった場所を求めている。自由のために踊る場所。
先日、あるお店に何人かのタップダンサーとミュージシャンを呼んでセッションをした。そこは僕達にとっての「Hoofer`s CLUB」となった。

外の喧噪から離れて、僕はリズムだけを追い求めてセッションする。観客はいない。
僕は「何か」を求めている。
その「何か」は自分の中にある。
言葉にはすることができないなにかもやもやとした感情。
TAPというアートに触れる時、きっと彼等が求めていた「何か」に触れているような気がした。
彼等が創造したアートは僕に「何か」を気付かせてくれたのかもしれない。
「何か」ーおそらく生涯をかけてTAPという芸術の中で僕はそれを追い求める。
同じように求めている仲間達とともに。

I`m a Japanese Hoofer...

PS>Hoofer`s Clubはシークレットに深く開催されております。
それとTAPを学びたいと言う方はメールしてください。
hoofersjapan@hotmail.co.jp

by kazthehoofer77 | 2005-05-08 03:40
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