この時期に毎年NYに来ると、頭も体もすべてがタップ一色になる。
携帯電話も持たず、タップシューズだけあればいい。 今日は朝からセントラルパークに板を持っていき、真夏の太陽の下で練習。 そのあと、ピザを食って、スタジオFAZIL`Sへ。50年ほどタップダンサーに踏まれ続けたこの建物はもうボロボロだが、この場所でしか得られない空気感は間違いなくある。 その後タップシティーの会場へ行き、タップの昔の貴重なフィルムを見た。 50年代、デュークエリントンのバンドでバニーブリッグスが踊り、ジョーヘンドリックスが歌うというものだった。今まで見たタップの映像もののなかで最も音楽的に素晴らしい演奏だった。 TAPはJAZZと同様、間違いなくアメリカが誇る唯一の文化であり芸術であるとおもう。 だけどなぜ、この文化は衰退し、尊敬を受けぬままこの国に放置されているのだろう。 『デュークエリントンはJAZZの演奏家と呼ばれるのを嫌った。音楽のそういった壁を取り払いたかった。彼は自分のことをアメリカンミュージックの作曲家と名乗っていた。』 とデュークの孫娘さんが今日語った。 そしてこの文化の中でこの舞台で踊ることを考えたら、少し緊張が走った。
by kazthehoofer77
| 2006-07-12 15:38
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