人と人とのエネルギー

今日は朝から雪、それから電車が事故のためしばらく停まるという前途多難な出発でしたが、
無事に名取市にいくことができました。

まず最初に仮設住宅にいき、現在の状況についていろいろとお話をきいてきました。
実際に皆さんが住んでいる環境のなかで日々のケアをされている方から、
今本当に必要なことは何かということを質問してみたところ、
『ひとのエネルギーが必要』とのことでした。
仮設の場所によってもちろん異なると思いますが、年寄りがおおいこの仮設住宅では、
部屋からでなくなってしまい引きこもってしまう方もおおいので、人と人との交流のなかで元気になるようなこと、
心のふれあいや,会話、楽しいとおもえることが嬉しいとのことでした。

震災からもうすぐ一年が経つところで、みんなそれぞれが一歩を踏み出そうというところで
新たな段階にきているのだろうなあということを実感します。
スケジュール表にはたくさんの日々のアクティビティーが書いてあり、集会所に集うおじいちゃん、
おばあちゃん達も笑顔があふれていて、そういう部分も大分変わってきたところとのお話でした。

その後、ちかくにある保育園にいき、ここでは4歳、5歳の子どもたちにむけて踊ってきました。

ここまでたくさんのちいさい子ども達と実際にふれあうことは自分としてもはじめてだったので、
じつはすごく緊張していたのですが、みんなとても真剣にタップをみてくれたあと
みんなのうたう歌にあわせて踊ったり、みんなにも踊ってもらったりして、あっというまにすごく
楽しい時間をすごしました。
最終てきにはぼくのひげをみんなでナデナデして、『すご〜い!おじいちゃんじゃないのにひげながい〜。』という
子ども達にされるがままにひげを引っ張られながら、名残惜しくこの日の体験がおわりました。
『くまがいさん、またきてね〜!』『またくるよ〜』、と約束してヒゲのタップ男はさりました。
ああ、よかったなあとホッとしました。

今回の訪問でとくにおもったことはやはり、こういう場で日々働いている方々の素晴らしさです。
一年がかりで、子ども達の地震,津波にたいする恐怖と向き合い、頑張っている保母さん達、
毎日、毎日、おじいさん、おばあさんの体調、言葉の中からそのかたがたの今の状況を日々管理している福祉の方々。
本当にこういう方々の影ながらの現場での支援というのが本当の支えになっていると感じました。

たまに来る僕はこのような方々とふれあうことで確実にエネルギーをうけとって帰ってきます。

ありがとうございました!またすぐにいきます。
明日はTAP THE FUTURE!




5歳の子達との記念写真



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# by kazthehoofer77 | 2012-01-20 21:44

EVERYDAY LIFE

一昨日はこどもがまず熱をだして、そしてばたばたと全員がうつって寝込むというパターンで
一日ダウンしました。

今回は、それほどひどくなく一日でよくなったので、少し必要な休養をとれてよかったなとおもいます。

ここのところ、なんだか世の中で起きているいろんなことに考えさせられ

それでもながれている日常の時間のなかで、どうしたらいいのかわからなくなることも多々あるのですが、

きょうは久しぶりに元気になった子どもの笑い声と走り回っている姿に、元気づけられました。

やはり子どもが元気なことがなにより一番ですね。

自分自身も一日一日をしっかり踏みしめて強く頑張っていこうとおもいます。


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# by kazthehoofer77 | 2012-01-18 09:36

言葉のリズムとTAPのリズム

以前に対談させていただいたこともあり、とても大好きな詩人、谷川俊太郎さんの本を読んでいました。

なんか読んでいて救われるような気持ちになりました。
最近はそういう言葉を求めているのかもしれません。

TAP DANCERにとっても大切なリズムということ、
そのリズムについて面白いことが書いてあったのでここにメモしておきます。




『我々がもし感動すれば、リズムは自然に我々のなかに生まれているものだ。

そのリズムを素直に、自由に、かつ工夫をこらしてとらえることを私は目指していたい。

リズムは五七五だけではない。それは音の数や,頭韻だけでもない。それはもっと豊かなものである。

その意味で、私はリズムという言葉を、多少曖昧なほど自由に、広義に使いたい。

ある意味ではイメージにもリズムはあるのである。

中略

はじめは聞き慣れたリズムしか聞こえないかもしれぬ。

だが、我々の身体は、段々敏感になってくる。そうして新しい色々なリズムが聞こえてくる。

それを性急につかまえて定型の檻のなかに入れようなどとするな、我々は待つのだ。

利口ぶってそれを抽象的な美学のなかで殺したりするな。

我々の心臓は脈うっていいるのだ。』 ー 詩を考える 谷川俊太郎より


谷川さんの家に行ったときには、たくさんの本とアンティークのラジオのコレクションがあって
すごく気持ちのいい空間でした。
谷川さんにはなにか自由にする、解放するような力があるような気がします。




ORNETTE COLEMAN - FREE JAZZ





Sandman Sims


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# by kazthehoofer77 | 2012-01-12 02:28

『ここから、これから』ということ

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先週土曜日今年はじめての仙台でのTAP THE FUTUREレッスンを行いました。
仙台はものすごい寒さ。ちらちらと雪が舞うなか、『やっぱり東北はしばれるなぁ〜』とひとりつぶやいてみました。

レッスンでは3月17日『MY RHYTHM』にむけて、みんなで話し合いました。
気持ちを共有して、どれだけの想いをみんなで伝えられるかが今回の公演のポイントになりそうです。
みんなの気合いも十分なので、がんばります。

次の日には、TAP THE FUTUREを共催していただいている仙台市文化事業団の方々からの取材で、
自分の思い入れのある場所に行ってほしいということで、名取の閖上へむかいました。
昨年4月にこの場所を訪れてから、またこの場所からスタートしたいという気持ちがありました。

閖上にむかう道は、途中からなにもない荒野になっていきます。


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4月に来た時には、瓦礫の山だったのがほとんど瓦礫は整理され、幾千の家があり家族が住んでいたであろう場所は家の土台だけが残りどこまでも地平線がつづいていました。
瓦礫がなくなったことで、冷静さとともになにか自分の心のなかに、いままでとも違う悲しい感情がこみあげてきました。
なにか時間とともに変わってしまうこと、風化してしまうことの恐れや、寂しさなのかもしれません。
あの混乱のさなかには感じられなかったことが、時間が経過したことではっきりと自分のなかにあらわれてきたようでした。

きちんと整理されたかのように規則正しくならぶ家の土台と、かつてあったであろう道をあるいていると、たまに置いてある五月人形や家で飾ってたような置物は、以前よりもリアリティーをもって昨年のことを思いだしました。

取材後にその周辺に車をとめて、事業団の方々の話を聞いて、地元の実情をあらためて考えさせられました。ほんとうに人それぞれの体験、想いがこの場所ではそこにいる人の数だけあるのだとおもいます。
その後、僕は名取文化会館へ向かい、会館の方と今後のいろいろな話をしたり、未だ改修工事中のホールをみせてもらったりしました。

もうすぐ震災から一年経ちますが、これからは時とともに変化する新たな問題、これまでとは違う状況と刻々変化していくのだとおもいます。
本当に今必要なこと、するべきことは何か、ということを前向きに考えます。

さらに一向に収束しない福島の原発問題もまた新たな状況にむかっておりますが、このすべてにどう向き合っていくのか、

これから、ここから、みんなで話し合ったり、考えたりすることが

前にむかう一歩になるのかなとおもいます。

自分は自分としてできることをかんがえています。



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高台の上にあった「津波がきたら逃げよ」とかかれた石碑は、昭和8年にかかれたもの。高台の下まで流された。


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4月のときにみた松の木はいまも元気だった。一本の希望が青空にむかっているようでした。

http://tapperkaz.exblog.jp/13370588/
4月のときのブログ記事です。

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# by kazthehoofer77 | 2012-01-09 15:55

震災から一年の仙台で

震災から一年経つ今年の3月17日、仙台TAP THE FUTUREによる公演『MY RHYTHM』を
仙台の青年文化センターにておこないます。
子供達から大人まで老若男女がおくるそれぞれのリズムと想いを是非感じてもらえたらとおもいます。
今回の公演では、『ここから』『これから』という震災を経ての東北の未来をみんなで考えながら創造していきたいとおもっています。

昨年3月には、みんなの発表会前に突然の地震で公演中止にせざるえませんでした。
それから徐々にレッスンを再開し、やっとここまでこれたことに感謝しています。

当日はスペシャルなゲストも登場する予定ですので、それも後日発表します!
1月7日よりチケット発売です。

では、よろしくお願いします。

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仙台TAP THE FUTUREブログです。http://sendaitap.exblog.jp/

KAZ TAP STUDIO http://www.kaztapstudio.com/
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# by kazthehoofer77 | 2012-01-06 14:36

『自由』であることの『基本』

d0002450_2392570.jpg今日は,とても久しぶりに友人に会ってから、KAZ TAP STUDIO今年最初のレッスンにいきました。

まずは今年もよろしくという意味を込めて、みんなで掃除をしてから、
音楽をかけてみんなで自由に踊ってみる。

これが、なかなか難しい。『自由に』っていうことは、ほんとうに難しいことだなあとおもう。

『自分のリズムのなかで基本のステップを選び、できるだけシンプルにやってみよう』
と提案をしたのだけれど、まるで自分がステップに選ばれているみたいになってしまう。

『自由』であるためには『基本』をいかに自然なながれのままにするか
そのためには『基本』の鍛錬の積み重ねが必要だなとおもう。

それは人生においてもおなじことかもしれない。

そしてすべてのことは自分自身が選んでいくことなのだとあらためておもう。



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# by kazthehoofer77 | 2012-01-06 02:26

地球を救う365の方法

d0002450_1193974.jpg今日、なにげなく本屋さんでみつけた本です。

この写真集のシリーズで『365日空の旅 かけがえのない地球』という本を以前にいただいて、
ものすごく気に入っていたのですが、そのシリーズのようです。

この本には1ページ1ページに日めくりカレンダーのように、家庭で実践できるような自然環境にやさしい生活の知恵が書かれていて、その隣に美しい地球上の神秘的な写真が載っています。

ちょうど、1月4日に書かれている言葉は

『環境負荷の小さい電源で発電した『グリーン』電力への切り替えをしよう』

ということです。

この本は原発事故以前に書かれた本であるとおもいますが、個人が自然エネルギーへシフトする方向性が具体的に書いてあります。
『グリーン電力』というのは,自分も詳しくないのでこれから勉強してみようと思います。

以下がホームページより抜粋したもの

私たちは食料品を含む様々な商品を、産地や原材料、添加物といった情報を見ながら買っています。
同じように電気だって、産地や原材料を考えて選びたいと思います。

電気を使うときに、二酸化炭素やその他の有害物質や廃棄物などを排出せず、環境負荷の小さい電源、すなわち風力や太陽光、 バイオマス、マイクロ水力、地熱などで発電した電気を選ぶことができたら、素敵だと思いませんか?

それから、一般の商品を購入するときに参考にする原材料と同じように、電力の元になる燃料やエネルギー源の記載があったら、どうでしょうか。

どこで発電されたのかわからない電力ではなく、生産地や原材料のはっきりした電力を求めるのは、消費者の権利としてあってもいいと思います。 その中でも、環境負荷の少ない、自然エネルギー(注>)による電力として、グリーン電力を買うという選択肢があってもいいのではないでしょうか。


詳しくはHPを参照ください
http://www.greenpower.jp/whatgreen/

今年は原発事故から一年経ち、その事故によって汚染された日本で、この地球でどのように生きていくかという大きな課題を背負った年であるとおもいます。
同時にみんなの意識によって大きな変化をもたらす年になるのではないかと思っています。

長年依存してきた『原発』ということからエネルギーをシフトすることは容易ではないかもしれませんが、もはや土地や食料、そして海への汚染を考えれば選択肢は残されていない気がします。

みんなでこれからの未来のために、地球のために大きな変化への一歩を踏み出す年になれたらいいなとおもいます。
自分もいろいろと勉強していこうとおもいます。
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# by kazthehoofer77 | 2012-01-05 01:11

いつでも光があるように

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正月の3が日は仙台からひさしぶりに両親がきて、こちらでゆっくりとした時間を過ごしました。

震災直後はなかなか家族がそろうこともできませんでした。

あのときは60も半ば過ぎた父が早朝から4時間も並んでわずかな食料を確保したりして、

その後だいぶ疲れがでていたので心配だったのですが、今年はみんなで集まりゆっくりすることができて本当によかったです。

写真は娘が公園に行ったときのものですが、娘がかぶっている帽子は,僕が娘と同じくらいの年のときにかぶっていた帽子です。

大事に両親がとっておいてくれたことに感謝です。

たくさん大変なことがありますが、いつでも心に光をもって毎日過ごしていきたいですね。



それにしても、娘の成長には驚かされます。

ちょっとまえまでは、なにも話せず、歩けず泣いてばかりだったのが、

ついに家でタップを踏んでいる僕にむかって

『おっとうしゃん、シーっ!』と言うのですから。。。

日々、成長していろいろなことを学んでいく娘をみて、自分も成長させてもらっています。

これからもひとりのタップダンサーとして、父親として,人間として成長していきたいです。




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今年は震災から一年の3月にSENDAI TAP THE FUTUREの公演があります。
もうすぐ詳細公表になりますが、楽しみにしていてください。きっとそれぞれの想いがつまったいい公演になりとおもいます。

そしてホームである中目黒のKAZ TAP STUDIOも毎日タップをみんなで楽しんでいるので是非気軽に踏みにきてください。

今年もよろしくお願い致します。

KAZ TAP STUDIO BLOG http://tappers.exblog.jp/

仙台TAP THE FUTREブログ http://sendaitap.exblog.jp
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# by kazthehoofer77 | 2012-01-04 00:58

HAPPY NEW YEAR 2012

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あけましておめでとうございます。

2011年は忘れられない年になりました。

昨年の震災からの出来事もまだまだ解決していないこともいっぱいありますし、

これから何が起きるのかもわかりません。

ただ、今あることに感謝し、人に感謝し、

毎日のちいさな感動をわすれないように日々を過ごしていきたいとおもいます。

繋がりに感謝しています。

今年もよろしくおねがいします。

熊谷和徳


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# by kazthehoofer77 | 2012-01-02 00:12

100人のTAPの音が終わったよ

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クリスマス3日間、スタッフをあわせると100人で創ってきたこの舞台が無事に幕を閉じました。

子供から大人までが、ひとりひとりのストーリーをリズムで紡いでくれました。

なかなか終わって言葉にするのが難しいですが、一言で言えば『楽しい3日間』でした!

毎日、毎日、参加者の人たちが読んでくれた作文の言葉に感動して、

またそこからリズムが生まれ、それに共鳴するように

照明や音響やすべてがひとつの作品を創造し、そこにいるお客さん達も

一緒に創ってきた舞台ができたなあとおもいます。

最終日の森山開次さんは、前々日の舞台で小指を骨折していたのですが、

まったくもってそれを感じさせないどころか、その状況をもダンスとして

ストーリーにしてくれた気がします。

そこにいるだけで、物語がうまれる存在感。それは3日間のゲストの方すべてに共通することでしたが、
ほんとうに素晴らしい時間を共有させていただけたことに感謝します。

今回参加してくれたすべての方と、カンパニーのみんなと、

あうるすぽっとの素敵な面々に感謝します。

また集まりましょう!

ありがとうございました!


尚、この3日間、支援金のご協力をありがとうございます。
23日 93,816円
24日 94,742円
25日 133,444円

合計 322,002円

『HAND TO HAND FEET TO FEET』のプロジェクトを通じて今、被災地で必要なものを
届けようとおもいます。ご協力ありがとうございました!

HAND TO HAND FEET TO FEET被災地支援プロジェクトについて

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# by kazthehoofer77 | 2011-12-28 16:25