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『軌跡と奇跡』そしてかけがえのない生命の旅立ち

一昨日、無事にKAZ TAP STUDIO2周年イベント『軌跡と奇跡』が無事に大盛況で終わる事が出来ました。
予想を上回るたくさんの人達に囲まれて素晴らしい一日になりました。
いままでスタジオで練習してきた子供達から上は60代の方達までが同じステージにたって
みんなのTAPはプロとかアマチュアとかの枠を越えていて、観ていてリハーサルから感動しました。

参加してくれたみなさん、そして観に来て下さったみなさん本当にありがとうございます。
いまあるスタジオはみなさんによって創造されているものだとおもいました。

そしてこの日は本当に自分にとっても生涯忘れられない一日となりました。
この日の当日の昼すぎ、僕らの愛犬ゴメスが天国へと旅立っていったのです。
ゴメスは2年程前に癌の腫瘍があると診断され余命3ヶ月くらいだろうと言われたのですが、
妻が治療は全て止めて愛情だけを注いできた結果こんなに長く生きてきました。
僕が出会ったときはすでに病気をもっていたのですが、本人の気持ちはいつも元気で、毎日のように一緒に散歩をして病気だなんて信じられない程でした。
ゴメスは生涯のほとんどをフランスで過ごしたおかげか、気性がとっても穏やかでみんなにやさしいやつでした。
たまにスタジオの打ち合わせや取材にも一緒に行ってはみんなに愛嬌を振りまいていました。

最近になり、少し元気がなくなったので病院につれていったところ検査の結果はとても悪く、
先生はこの状態でこんなにいままで元気でやって来れた事が奇跡にちかいと驚いていたほどでした。
そしてここ数週間はすこしづつ弱っていき、最後には食べるのを止めてしまっていました。

KISEKIのイベントの朝、この日たまたま、妻と3ヶ月の娘は仕事に行っていて家には誰もいなかったのですが
僕がでかける準備をしてるとゴメスの居る部屋から『ワン!』という鳴き声が聞こえ、
慌てていってみるとゴメスが必死に動こうとしていたので苦しいのだろうかとおもい、そのままゴメスを抱きかかえて病院へ走りました。
道を歩かない犬といのは珍しいのか、道行く人達がゴメスを見ているような気がしました。
元気なときは16キロもあった身体は痩せていて半分程になっていました。
病院に行くと先生も驚いた様子でしたが、処置をして頂くために預かってもらおうということになりましたが、僕はその場を去ることができず、
小さなかごに入ったゴメスをやはり家へ連れて帰る事に決めました。先生達もとても優しくぼくらを見送ってくださいました。
きっとそれが最期かもしれないとわかっていたのかもしれません。

家に帰り、いつもの暖房の前に連れて行くとすやすやと寝ていました。

少し安心しただろうかと思い、少しのあいだゴメスのための新しい毛布を買いにいったのですが、
帰って来たときにゴメスは同じ場所で寝ているように息をひきとっていました。
それはロウソクの炎が徐々に小さくなっていき、ついに消えてしまったときのようでした。
身体はとてもあたたかく見た目には眠っているようにしか見えない様子でした。
僕は放心状態になりしばらくなにもせず買って来た毛布をもったままゴメスの側にしずかに座っていました。

この日は自分にとっては生涯忘れる事のできないまさに奇跡の一日でした。

その後会場へ入ると子供から大人までみんなが本当に生き生きと楽しそうに踊っている姿。
そして仲間達が頑張っている姿はまるで『生命』をおもいっきり讃歌して踊っているように僕の目に映り、
「これが奇跡なんだ」とぼくは心のなかで実感することができたのです。

みんなには多くの事を何も言いませんでした。ただ、その瞬間を共有できることの喜びで十分だったからです。
みんなが一生懸命踊っている姿を見て僕も精一杯踊りました。
踊り終わった時には、なにも心にも残っておらず、考えていた言葉もすべて吹っ飛び、ほんとうに言葉もなかったです。
とにかくみなさんの気持ちに感謝したい。ただそれだけでした。

『奇跡』という瞬間は何気ない瞬間につねに起きている。
今という瞬間、そのすべてが奇跡的瞬間で、ぼくらは奇跡の中に生きているんだと強く思います。
その瞬間を何気なく過ごすのではなく、感謝して生きていたいとおもいます。

今日という一日を生きてこれたことに。

今日という33歳の誕生日の日に、
まず生んでくれた父と母、そしていつも応援してくれる姉に、

そして『愛』ということのあり方を形としてみせてくれた妻と、
すべての希望と笑顔のもとである娘の和(にき)に、

そしていつもKAZ TAP STUDIOを支えてくれるCOMPANYのメンバーたち
TAPを学ぶ未来のタップダンサー達とすべてのタップダンサーたち

そして旅立ちと

最期まで不平や不満をいっさい言わず

僕らの喜びをいちばんの喜びとして愛してくれた

ゴメスへ

まだまだ実感はわかないけどありがとう。いなくなって寂しいよ。
ほんとうによく頑張ったね。

いつもブログを読んでくれるすべてのみなさんありがとう。

これからも感謝し続けて踊り続けます。

PEACE & LOVE &TAP

熊谷和徳 3/30/10



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by kazthehoofer77 | 2010-03-30 14:56

3/28 軌跡と奇跡

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今まであたりまえのように過ぎていく小さなことを

あたりまえじゃないように感謝してみよう。

そしてそんなことを一日中みんなでお祝いしたい。

KAZ TAP STUDIOができて2周年。

みんなとの出会いと、

ここにいることの奇跡をめいっぱい楽しもう。

COME AND ENJOY!!!



詳細はこちらから<チケットのこりわずかです>
http://www.geocities.jp/kaz_tapstudio/cn12/pg110.html


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photo by Kahimi Karie
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by kazthehoofer77 | 2010-03-19 03:25

LOVELY PEOPLE, LOVELY DAYS

先週は仙台市文化事業団よりサポートをいただいている『熊谷和徳 TAP WORKS』
の3年間の一区切りとしてのステージ、そして岩手北上市での公演を連日駆け抜けました。

ぼくの故郷である仙台、そして岩手の北上市でも外の凍える空気とは裏腹に
本当に出会う人達があたたかく、そして街の空気にほっとする感覚があります。
特に仙台を終えて、北上に着いたときには外は吹雪でしたが、なんだかほっとする。

仙台では、ほんとうにみなさんの気持ちが最後にはついにひとつになれた!という感触があり、
充実感がありました。KAZ TAP SUTDIOから毎月2回村田、TAKAが3年間通い詰めて、ひとつの成果を創り上げてくれたことに感謝。
仙台のKIDS達は希望と可能性に溢れていて、これからが本当に楽しみです。
TAPがただ上手くなるだけじゃなく、みんながどんどん人としても成長していく姿が垣間みれてとても嬉しい。
そして今回の出演者の最年長は70代。普段は農業をやっているという方も、3年間続けて今回の舞台にも立ってくれた。舞台終演後、田植えについての感動など,話が聞けて勉強になりました。
こういうPROJECTではそれぞれの生き方や人生観が本当にばらばらでだからこそ、勉強にもなるし、感動を生む。それぞれの人生、それぞれの踏むTAPの音がとても素晴らしい。
たくさんの人にこの感動を伝えたいです。

そして北上公演では地元のアーティストShow441さんとJAZZ VOCAL佐々木ゆかりさんが参加してくれて、当日のバタバタの段取りにもかかわらず、素晴らしいセッションができました。
みなさんありがとう!

LAから訪れていたSEAN&JOHNというタップダンサーもショウを観にきてくれて,最後にはスタンディングオベーションしてくれた。そしてたくさんのみなさんに囲まれて、幸せな時間を過ごせました。
(途中大きな地震があり、ショウを中断しかけましたが、大丈夫でした!)

これからもたくさんの場所で、このように素晴らしい出会いと素晴らしい瞬間を
築いていくことができたらとおもいます。

参加してくれたみなさんと協力していただいた方々へ感謝します!

ありがとう!

kAZ


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by kazthehoofer77 | 2010-03-16 03:05

言葉がくれること ー覚え書き

これからは『生きている』ことから『生きていく』時代へ。

今日の友人との会話で聞いた言葉。

受け身ではなく,自分の心の意志を聞きその方向へと進んでいくこと。

小さなことでも自ら発信し、心をこめてそしてひとりひとりの人と繋がっていくことの大切さだと受け止めた。

本当に大事なことに気づくこと。

それは新しい価値へ自分の生命を与えることへ。

感覚としてとらえていることが、言葉になるとき心がすっとした。

そして感謝の気持ちを忘れずにいよう。

HAPPY BIRTHDAY MY MOTHER!

いつもありがとう。

k.k.
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by kazthehoofer77 | 2010-03-12 01:45

We Rock in CHigasaki!!

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津波警報の鳴り響く茅ヶ崎でぼくはひとり海に向かった。
タクシーの運ちゃんものんきで、「いまごろサーファーも裸足で海に向かってますよ」と言っていた。
こののんきな感じがこの街の魅力なんだなあと思った。

6日間のワークショップを経て2日間、茅ヶ崎市のみなさんと踏んだこのステージ。
約40人で踏んだ会場は完全にロックしましたね。叫んで立ち上がった客席の男性は誰だったのか、、彼もロックしてました。
とにかく最高の時間だった。

下は小学校低学年から上は70代ちかくまで、みんなが踏んだステップは心に響いた。
『これは発表会にはしたくない。それぞれが伝えることを心に思って踏んでほしい』と
レッスンの初日から言い続けた。その日からそれぞれの想いも語り合い、円陣を組んで部活なみのかけ声をかけながらみんな踏んだ。

ショウが終わったとき、みんな本当にいい顔をしていた。
はじまる頃とはなにもかもが違う、ステージの魔法にかけられたみんなの顔だった。

なにかをぶち壊すことができたと思った。

それがになにかははっきりと言葉にできない。
でも言葉にできない何かが自分のなかでも、崩すことができた。
『できないなんてことはなにもない』
タップシューズを持ってないからとか、タップダンサーだからこうしなければいけないとか何もない。みんなの叫び声とタップの音は、地球上のすべてを変えることさえできそうだった。

熱があっても頑張ってTAPを踏んだ子どもも、腰にサロンパスを貼った大人も、
ひとつのリズムになった。

打ち上げではみんな涙していた。
ひとりひとりの言葉のひとつひとつに胸が動かされた。
やっぱり『人生』なんだなあ。
TAPを教えることの引き換えに、こどももおとなも僕に人生の素晴らしさを教えてくれるんだ。

言葉少なめに帰っていくシャイな子供たち、
お母さんにちゃんと挨拶しなさいと連れ戻されると
目からボロボロ涙がこぼれ、それを見てお母さんもボロボロと泣いた。
すてきな家族の光景。

他の子も,家に帰ったら寂しくなって大泣きしたとのメール。

なによりも出演者みんなにこの2日間の記憶が刻まれたことは
本当に素晴らしいことだとおもう。うん、本当によかった。ありがとう!!

また茅ヶ崎をロックしに戻ろう。
そしてまた次の街でも、精一杯、やれるだけのことをやってやろうじゃないか!

またみなさんに会える日まで!!1,2,3,4,5, chigasaki HEY!!

TAP + LOVE,

熊谷和徳


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3/28 軌跡と奇跡
http://www.geocities.jp/kaz_tapstudio/cn12/pg110.html
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by kazthehoofer77 | 2010-03-02 15:27