Me , TAP DANCER

NYにはじめて来た頃からもう10年が経った。
10年前、19歳ときの誕生日に、右も左もわからないままはじめてNYの地に降り立った。

最近、タップを日本から勉強しにきている19歳の男子がいて、その彼と話をしていたら、自分のその頃のこととかをなんとなく思い出した。何もかもが未知数で不安定で、でも希望に満ちていた頃。世間のこともよくわからずに自分の直感だけを信じた。

僕は小さい頃から医者になりたかった。そんなに勉強ができなかったので、その夢は叶わなかったが、NYに行ってからも大学では心理学を専攻した。身体のことよりも人の心の中のことに興味があった。僕が高校生のとき、阪神の大震災があったり、オームのサリン事件があったり、学生の自殺や他殺が絶えなかったりしていて、心の問題のほうに世の中の感心が向いていた頃だったと思う。しかしながら(タップなんていうものはともかくとして)、そういう仕事(カウンセリングのような)が世の中にはまだまだ少なくて、将来の事にはすごく悩んだ。自分のやりたいことのモデルになるような人はいなかったからだ。

日本を出るのは大変だった。高校ではタップなんかやめろと言われていたし、アメリカに行く事自体、無謀だよと言われていた。そういうことを考えるとこの10年で海外に対する考え方は、大きく変わったきがする。インターネットとかほとんどなかったし、友達や家族とは主に手紙のやりとりだったからなあ。。今は精神的にも海外との距離はだいぶ近くなったきがする。

大学で学んだ事は、今の自分にもとても影響している。大学の先生は黒人の女性で、とてもきさくにいろんな話をしてくれた。旦那さんはジャズのミュージシャンだったので音楽がとても好きで、タップのことにも理解が深かった。その先生は、心理学においてこれから子供達が心を開いて自分自身を表現していくのに、音楽やダンスはとても大事なんだと話してくれて、僕にタップを使ってそいうことに貢献していくべきだと言ってくれた。その言葉に僕自身、勇気をもらってやる気を奮い立たせたのを覚えている。

ひとつの事を押し進めるのに、もうひとつの事をあきらめる必要は全くない。
可能性は無限だからだ。制限は誰かによって、自分の考えに与えられてしまうことがあるけれど、それを作るのもとっぱらうのも自分次第だと思う。

結局、今僕自身がやっていることっていうのは、ずっと前から繋がっていることなんだとおもう。
僕はタップダンサーとして夢を追いかけている。
パフォーマンスを通して僕は人の心の奥に伝えていきたい。もっと大きな可能性や、ポジティブな心を。そしてそのために自分自身の努力をまだまだ続けないといけない。
まだはじまったばかりだから。

もう一度言いたい。

可能性は無限だ。ひとつにしぼる必要はない。
一番おおきな夢にむかっていきたい。

そのために僕たちはここにいるんだと信じてる。

BEING a TAP DANCER...夢はつづく

PS>メンズノンノGのファッションページ, それからDDDの連載、出てるはずです。よかったら見てください!
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by kazthehoofer77 | 2007-03-29 18:07
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