ART OF IMPROVIZATION

『今まで一度として即興という芸術が正当に評価されたことがない』
ピアニストのキースジャレットがドキュメンタリー『ART OF IMPROVIZATON』の中で言っていた言葉。
なるほどとおもう。TAPもまさに即興的な面において長く評価されなかった。今でもダンスにおいての賞は振付けに対するものにしかない。

自分のTAPのスタイルの中心も『即興』にある。思い付いたことを直感で表現する。
『ゼロからゼロへ向うこと』とキースジャレットが言った表現は最もしっくりくる言い方かもしれない。自分が知らない未知の世界へ自分の本能が導いてくれる。
心の奥にあるコントロールのない危険な世界だ。

最近あるドキュメンタリー映画のために来日した、これまたすごい即興アーティストに出会った。彼女の名はエヴェリングレニー。『TOUCH THE SOUND』という映画が現在公開されている。彼女は聴覚障害を持ったパーカッショニストであったが、神社で彼女と即興で演奏しあったときそういった事ごとは何一つ関係なかった。とにかく素晴らしい表現に触れ、触発された。一度もリハーサルはなかった。

その一瞬で生まれる何かは一瞬で消える奇跡だ。
なぜ曲を書かないのですか?
という質問にキースジャレットは『演奏できる喜び、奇跡だけで十分だ』と答えた。
そしてソナタの練習に戻った。
奇跡を生み出す一瞬のために努力を忘れず、情熱を失わず、
あらゆることにチャレンジして頑張っていけたらとおもう。
TOUCH THE SOUND

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by kazthehoofer77 | 2006-03-15 03:56
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