『TOHOKU TAP DANCE & ART FESTIVAL』をやる意味とは?

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2016年もあとわずかですが、みなさんにとって2016年はどんな年だったでしょうか。
今年はなんだか世の中クレイジーな年だったなあと思いますが、何か新しい時代に突入したような印象があります。
新しい価値観、新しい世界へ一歩踏みだしているような。そんな気がしています。

昨年を振り返りながら、僕自身は来年3月に仙台市との共催でおこなう東北初のタップフェスティバルに向けて日々様々な仕込みに追われております。
色々な準備をすすめながら、あたまのなかで考えていることはワクワクと不安とでいっぱいです。。
NYからもタップダンサーを呼ぶ手続きを進め、国内でもたくさんの人達が関わる大きなプロジェクトが具体的になるにつれて一方では、

『自分にこんなことをする器があるんだろうか。。。』 

『失敗したらどうしよう。。』

と日々悶々とまだはじまってもいないフェスにむけて自問自答しているわけです笑

しかしながら、だんだんとその問いこそが、このフェスをやる上で大事なことだと考えるようになりました。


今から25年程前、仙台でタップシューズを履いた僕は、この自分が育った土地にNYからタップダンサーを招いてフェスティバルをやることなど微塵も想像していませんでした。

あれから20年ほどの時を経て、NYに現在では拠点を移していますがフェスティバルという形で、また故郷へ帰ってくることは必然であり、自分にとっての再スタートと呼べる分岐点となるのではと想像しています。

それがたとえ、成功しようが失敗しようが、どちらにしても僕にはやらなければ前に進めないことのような気がしているのです。


『タップダンス』というアートに出会い、ここまでやってきて様々なことを感じながら、人と出会い、喜び、悲しみ、足を踏み鳴らしてきたこと。
ここでまた僕は新たな気持ちで『タップダンス』と再び向き合い、その楽しさと喜びを深いところで共有していきたいのです。
それには、自分一人ではなく、自分の仲間達や、尊敬する先生や、これからのタップダンサーたちと想いを共有して前に進んでいく必要があると感じています。

今回メインのゲストとして招待するのは、96年に渡米後、『BRING IN DA NOISE BRING IN DA FUNK』というブロードウェイのショウのダンサー養成学校『FUNK UNIVERSITY』で講師として僕にタップをおしえてくれたTed Lous Levyです。
Tedは、伝説的ミュージカル『Black&Blue』に出演、『JELLY`S LAST JAM』では主演のグレゴリーハインズとともにトニー賞にノミネートされた経歴をもつ、まさにアメリカのタップシーンを牽引してきたタップダンサーです。

彼のスタイルはとにかく熱く、そして素晴らしく音楽的です。何度かレッスンの間にはタップのリズムがどのように現在に伝わってきたかということを涙を流しながら僕らに教えてくれたことがありました。タップを踊ることは、エンターテイメント以上に『生きること』なのだということを彼から学びました。

あるときは、テッドからの留守番電話には、リズムのスキャットだけが録音されていたこともあります笑

彼のようにタップダンスの文化を生きてきたダンサーが仙台という土地で何を感じ、東北にやってくるたくさんのタップダンサー達とリズムを共有できることはとてもワクワクします。
自分が19歳で飛び出していったNYと自分の故郷である仙台と、そして東京が一本の線で繋がる瞬間になるのかなあと想像しています。

そして、一日目の初日にはピーター・バラカンさんとの対談が実現し、沖縄のみで何度か共演してきたリトルクリーチャーズの青柳拓次さんも来てくれます。
バラカンさんが僕が高校生くらいのころにテレビでグレゴリーハインズの特集で司会していたのをたまたま見ていたことがありました。
その特集をみてはじめてタップダンスの世界のなかでの人種差別の問題なども知りました。
 バラカンさんとも個人的にはそのテレビを見てから20数年の時を経てこうして繋がる縁にとても感謝しています。

そしてその他のタップダンサー達も国内外から素晴らしいダンサー達ばかりで、これから少しづつ紹介していきたいとおもいます。

このフェスティバルはまた、3.11という震災から6年目の日でもあります。

これは僕ら東北に故郷をもつ人間にとってはもちろんですが、あらゆる人達にとって大きな意味を持つ日でもあります。

みんなで静かに黙祷をして、今の気持ち、そしてこれからのことについてもみなさんと心を共にできたら幸いです。

これからこのフェスティバルの意味、目的などは、そこに向き合いながらじっくり考えていきたいとおもっています。

そこへむかい過程も走りながらここへ記していきたいとおもいます。

そして、一緒にこのフェスを盛り上げていく方々をパーフォーマー、アーティスト、ボランティアスタッフ等募集しています!詳しくはHPをご覧下さい。随時情報をアップしていきます!

http://www.kaztapstudio.com/top/titl2017.html

<参加アーティスト>
熊谷和徳、 Ted Louis Levy、Josette Wiggan、Gabe Winns、
浦上雄次、細川慶太良、Yoshiko、Nao Hashimoto、中山貴踏、Kaz Tap Company(谷口翔有子、加藤信行、安達雄基、米澤一平、米澤一輝)、TAP THE FUTURE in SENDAI、
ラティール・シー、青柳拓次、ピーター・バラカン、松島純(ドローイング)
K.K. QUINTET & Strings (池田潔 ”bass”、類家心平”tp”、吉岡大輔”drums”、中嶋錠二”piano”、高橋暁”violin”、梶谷裕子”violin”、田中景子”viola”、橋本歩”cello”)and MORE.


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by kazthehoofer77 | 2016-12-30 22:59
Bessie Award、大統... >>