先日、AMERICAN TAP DANCE FOUNDATION Spring Galaというショウに出演しました。
このショウの収益はGregory Hines Youth Scholarship Fundというこれからの子供達のタップダンサーの育成のために使用されるということでした。 "FROM THE HORSE`S MOUTH (Tap dance Version)"と題された今回のショウはいつものタップのショウとは違い、 出演するタップダンサー達は短いソロを踊ったあとに2分間の自分のストーリーを話すというユニークなものでした。 気軽にOKしてしまったものの、パフォーマンスの日程が近づいてくるにつれて、緊張感が高まってきました。 そういえば、日本語でも話すの苦手なのに、大丈夫なんだろうかと、、 リハーサルでは、踊りは問題ないのに、話すとなると頭が真白になりました。。。 本当にこれはマズいと思い、街を歩きながらブツブツひとり言のように練習しながら歩いたり、 ここ数年では珍しい緊張感のある公演となりました。 しかし、自分のストーリーをタップをはじめたときから今までにかけて、2分間にまとめるという作業は、とても自分にとって意味のある時間になりました。 一番言いたいことはなにか? 日本人として自分はなにをこのつたない英語で伝えられるのか? 結局辿り着いたのは、この言葉になり得ない想いを、伝えるためにぼくは踊っているのだということです。 言葉とタップというのはとても密接に結びついていると感じます。 しかしながら言葉が強くなりすぎては、タップの意味が薄れてしまうような気がするし、 言葉でしっかり伝えられなければ、そこに意味のあるタップのリズムは生まれないような気がします。 そのステップのなかにしっかりと言葉があるだろうか。 ストーリーがあるだろうか、ということがとても大事な気がします。 タップという言語で、どれだけ様々な人種の人たちと深く通じ合えるだろうか。 それがこの街での自分の大きなチャレンジなのだとおもいます。 ひさしぶりにあったJASON SAMUELSや近日日本へいくMAX POLLOCKや、あのミュージカル42nd Streetを振り付けしたRandy Skinnerや、 往年のタップダンサーBrenda Baffalino、そして90歳で現役のMable Lee! この素敵なタップダンサー達と言葉を共有できたこのステージは自分にとって忘れられないものになりました。 PS> 4/28にはBROOKLYN BOTANICAL GARDENにてCHERRY BLOSSOM FESTIVALで踊ります。 PHOTO DIARYhttp://www.kazukumagai.tumblr.com/
by kazthehoofer77
| 2013-04-14 15:59
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