『ここから、これから』ということ

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先週土曜日今年はじめての仙台でのTAP THE FUTUREレッスンを行いました。
仙台はものすごい寒さ。ちらちらと雪が舞うなか、『やっぱり東北はしばれるなぁ〜』とひとりつぶやいてみました。

レッスンでは3月17日『MY RHYTHM』にむけて、みんなで話し合いました。
気持ちを共有して、どれだけの想いをみんなで伝えられるかが今回の公演のポイントになりそうです。
みんなの気合いも十分なので、がんばります。

次の日には、TAP THE FUTUREを共催していただいている仙台市文化事業団の方々からの取材で、
自分の思い入れのある場所に行ってほしいということで、名取の閖上へむかいました。
昨年4月にこの場所を訪れてから、またこの場所からスタートしたいという気持ちがありました。

閖上にむかう道は、途中からなにもない荒野になっていきます。


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4月に来た時には、瓦礫の山だったのがほとんど瓦礫は整理され、幾千の家があり家族が住んでいたであろう場所は家の土台だけが残りどこまでも地平線がつづいていました。
瓦礫がなくなったことで、冷静さとともになにか自分の心のなかに、いままでとも違う悲しい感情がこみあげてきました。
なにか時間とともに変わってしまうこと、風化してしまうことの恐れや、寂しさなのかもしれません。
あの混乱のさなかには感じられなかったことが、時間が経過したことではっきりと自分のなかにあらわれてきたようでした。

きちんと整理されたかのように規則正しくならぶ家の土台と、かつてあったであろう道をあるいていると、たまに置いてある五月人形や家で飾ってたような置物は、以前よりもリアリティーをもって昨年のことを思いだしました。

取材後にその周辺に車をとめて、事業団の方々の話を聞いて、地元の実情をあらためて考えさせられました。ほんとうに人それぞれの体験、想いがこの場所ではそこにいる人の数だけあるのだとおもいます。
その後、僕は名取文化会館へ向かい、会館の方と今後のいろいろな話をしたり、未だ改修工事中のホールをみせてもらったりしました。

もうすぐ震災から一年経ちますが、これからは時とともに変化する新たな問題、これまでとは違う状況と刻々変化していくのだとおもいます。
本当に今必要なこと、するべきことは何か、ということを前向きに考えます。

さらに一向に収束しない福島の原発問題もまた新たな状況にむかっておりますが、このすべてにどう向き合っていくのか、

これから、ここから、みんなで話し合ったり、考えたりすることが

前にむかう一歩になるのかなとおもいます。

自分は自分としてできることをかんがえています。



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高台の上にあった「津波がきたら逃げよ」とかかれた石碑は、昭和8年にかかれたもの。高台の下まで流された。


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4月のときにみた松の木はいまも元気だった。一本の希望が青空にむかっているようでした。

http://tapperkaz.exblog.jp/13370588/
4月のときのブログ記事です。

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by kazthehoofer77 | 2012-01-09 15:55
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