あのときみていた空とみんなの足音

d0002450_0544722.jpg


10年まえの9/11に僕はNYにいた。

ブルックリンの家の屋上で呆然と、もくもくと煙をあげたツインタワーを見ていた。
ヤバい!これからどこも攻撃されてやられるのではないか、と鳴り響くサイレンの音を聞いていたけど
何事が起こったのかわからない子供達は走り回って遊んでいたのが印象に残ってる。
あのときの空はほとんど雲一つない、いい天気だった。

あれから10年、そして今年の震災から半年経った仙台に9/11はいた。

前日の9/10は仙台でタップを教えているTAP THE FUTUREが定禅寺ジャズフェスに出演した。

3月の震災で発表会ができなかったために、この日にできるだけのことを発表しようという
ことになり、みんなでこの日までほんとうに力をあわせて頑張ってきたのはTAP THE FUTUREのブログから伺える。

http://sendaitap.exblog.jp/

3/11の震災が起きたとき、いったいみんなが生きているのかどうか、そんなことすらわからず、
みんなの安否を願っていたときから、この半年という時間は信じられないくらい
短いのか長いのか、とにかく濃厚な日々だったようにおもう。
実家の家も一ヶ月はガスが使えなかったことや、水が出なくて水汲みにいった子供達の話や、
被害の大小は違えども、ほんとに大変なエネルギーを費やしてきたとおもう。

そんななか、みんなはTAPということをやめずにいたことは、それだけで素晴らしいことだった。

現状、まだまだ大変な状況でタップを踊れない人達も実際にいるので、
『いまタップを踊ってていいのだろうか』という罪悪感を感じていたというひとも少なからずいたとおもう。打ち上げの席では、その葛藤を想い涙した子もいた。

ただいろんな状況をひっくるめて、みんなこの半年間でものすごい一体感とエネルギーを
生み出したのは確かだった。
『今生きてる』という、ひとりひとりのエネルギーが舞台のライトのなかでスパークしているようで
ほんとうにみんなをみていて胸が熱くなった。

このような経験を自分が仙台のみんなをとおしてできたことに本当に感謝したい。
この5年間、みんなとタップをしてきて本当によかったなとおもえた瞬間だった。

そしてダンスやアートは、ぼくたちにとってどういう意味をもつのかも
この経験からほんとうに学ぶことができたようなきがします。

9/11は仙台ジャズフェスのフィナーレでメインステージでソロを踊らせていただいた。
この場所に、このときにいることができたことに感謝します。

12日には津波の被害が大きかった名取市へ再びいってきた。
このことはまたゆっくり書こうとおもう。
これからずっとこの場所にも戻ってくることになるだろう。

時はずっと繋がっている。



d0002450_0524929.jpg



d0002450_122948.jpg



d0002450_123229.jpg


今度の日曜日18日はいよいよビルボード東京!今回は中島ノブユキさんアレンジによる初のストリングス楽曲もあります!是非いらしてください。
そのあと10/1は名古屋ブルーノート、10/11は大阪ビルボードです。
お楽しみに!
http://www.kazukumagai.net/information/
[PR]
by kazthehoofer77 | 2011-09-15 00:45
<< 今日という一日をおもいっきりた... 東京JAZZを終えて、明日から仙台。 >>