Grief and Loss - Rei Harakami

3月の震災ではたくさんの人達を失いました。

自分の親戚も亡くなってしまいました。高校のときの同級生も亡くなりました。

そしてまたひとりの素晴らしい音楽家が突然にこの世を去っていきました。

レイハラカミさんです。

ハラカミさんの音楽を初めて聞いたのは、僕がNYにいるときでした。

友人がもっていたCDを聞かせてもらい、それから何度となく,旅先やいろんな場所でハラカミさんの音楽を聴いていました。
そのときはどんな人かもわからず、音が好きで聞いていたのですが昨年に友人のユザーンのイベントで一緒になりお会いする事が出来たのです。
そのときは本当に嬉しくて、ユザーンとハラカミさんが踊り付きでリハーサルをやっている姿を笑いながら見ていました。
今年5月には、『100%ユザーン』のアンコールで楽屋にいた僕をステージ上から
「熊谷さんまだいるかな〜?」とあの独特のゆる〜い空気のなかで僕を呼んでくれて、
突然セッションしました。そのときの曲は美空ひばりさんの曲『愛さんさん』でした。

そのときのハラカミさんが歌っている声が、いまも頭のなかで鳴っています。

すこし可笑しくて、すこし物悲しくて、すこし優しくて、すこしかっこよくて、
ハラカミさんの人柄がにじみ出る音楽にひきこまれて踊っていました。


震災後にたくさんの人を失ってきたいま、
ハラカミさんが突然,この世からいなくなったことはどうにも受け入れがたい事実です。
ひとりの人を失う重み、悲しみの大きさを、ここにきてほんとうにずっしりと感じています。
あまりうまく言葉にできませんが、人間としての本能がひとりの仲間の死を、
ものすごい痛みをもって身体の細胞から感じているのだとおもいます。


今、聴くとハラカミさんの音はほんとうに天国から降ってきているようです。

ハラカミさんと出会えた事を本当に感謝しています。

あのステージで感じられた一瞬一瞬が、

だからすべての瞬間が奇跡なんだと、すべての時を大事にするんだと

また教えられてようなきがします。



たくさんのひとに愛されたひと

ハラカミさん、ほんとうに感謝しています。

ありがとう。




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by kazthehoofer77 | 2011-08-01 03:33
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