『生きる』

d0002450_2262877.jpg



円形劇場の6日間が、無事に幕を閉じました!
身体のあちこちが痛いんですが、今は終わったあとの心地よさを感じています。

劇場に足を運んでくださったみなさん、そして遠くから応援してくださったみなさん、
本当にありがとうございました。
リハーサルをふくめこの夏の長い時間をひとつのことにみんなで没頭し、
最後まで全力で踊りきれたことに感謝しています。
毎日みんなが舞台にあがり、全員が舞台上で本当にいい表情をしているのを観れたことが素晴らしい経験でした。

今回、ショウの最後に踊った曲にはテーマがありました。
それはシンプルにこの瞬間を『生きる』ということです。

6日目のゲストのときに話しましたが、たまたまショウの構成を考えていたときに
詩人の谷川俊太郎さんとお話をする機会があり、そのときに谷川さんの人柄に触れ、そしていただいた一冊の本からインスピレーションをえました。

その本のタイトルは『生きる』でした。そしてその詩を読んだときに、自然に自分が踊る意味と繋がっていったのです。

今この瞬間を生きているということは、あたりまえのことですが
そのことを常に幸せと思えることは、なんだかすごく難しい世の中にぼくらはいるような気がしています。
この瞬間、瞬間が奇跡的で素晴らしいことだということは、自分にとってステージでリアルに感じることができます。お客さんたちの笑顔や拍手の中に、思いもしないリズムのフレーズが瞬間的に身体から発したときにじぶんは今を生きていると感じることができました。

それはTAPに限らず、だれもが一生懸命になる瞬間に感じることなんだと思います。

生命の尊さ、美しさにまっすぐに

僕は表現していきたいとおもいます。


『生きる』

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディーを思い出すということ
くしゃみをすること

あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハンシュトラウス
それはピカソ
それはアルプス

すべての美しいものに出会うということ
そしてかくされた悪を注意深くこばむこと

生きていること
いま生きているということ

いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまブランコがゆれているということ

いま いまがすぎていくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ

人は愛するということ

あなたの手のぬくみ

いのちということ

谷川俊太郎『生きる』より抜粋 



http://www.shopkrk.co.jp/item/fragments/

d0002450_2432390.jpg
d0002450_2435783.jpg

[PR]
by kazthehoofer77 | 2009-08-25 01:37
<< 九州ワークショップの旅 いつも心に音楽が流れていた >>